貴金属･金･ダイヤ･高級ブランド高価買取あなたの高く売りたいを叶えます。

みなさんこんにちは！
ありがたや 葛西店の松山です♪

お買取でパールのアクセサリーなどを目にする機会が多いのですが、
みなさんはパールが育てる貝の種類で違うことをご存知でしょうか？

今回はそちらをご紹介していこうと思います！

真珠貝の種類による違い

真珠には、元となる母貝の違いによって、様々な種類があります。

・アコヤ真珠

母貝：アコヤ貝
主な生産地は日本でいわゆる本真珠と呼ばれるもので、透明感のある輝きや、てりが美しい真珠になります。
海水で有核養殖されており、サイズは3〜11mm程度とあまり大粒ではなく、8mm程度のサイズがメインになります。
色はホワイト、薄いイエロー、薄いピンクなど派手でなく、真円の真珠が出来やすいため、
フォーマル等正式な場面で使われることが多いとされています。

・淡水真珠

母貝：池蝶貝（イケチョウガイ）、三角帆貝（ ヒレイケチョウ貝 ）
主な生産地は中国でアコヤ貝と比べると安価に購入できるパールです。
アコヤ貝は海水で育てられるのに対し、湖などの淡水(日本だと琵琶湖や霞ヶ浦など)で養殖されます。
また核を利用して養殖されるアコヤ真珠と比べ、淡水真珠は中心まで全て真珠層で出来た無核養殖です。

サイズは1mmから非常に大粒まで様々あり、色は濃いピンク、濃い紫、濃いオレンジもしくはホワイトなど
アコヤ真珠に比べると比較的派手な色合いなります。

1つの貝から大量に生産できるため、低品質で安価な物が多いですが、近年は綺麗なものも出回っているため
カジュアルな普段使いなどに向いています。

 

・南洋白蝶真珠・南洋珠

母貝：白蝶貝（シロチョウガイ）
主な生産地はインドネシア、オーストラリア、フィリピン、ミャンマーなどで
サイズが8mmから20mm程度などで有核養殖の海水真珠です。
水温が高く、限られた熱帯の海に生息する貝で、海の暖かさから真珠層の成長が速く、
養殖期間も長いため、かなり巻きの厚い、大粒なものが採れやすいとされています。

色は大きく２種類でゴールドリップ（金緑種、貝殻の内側が黄褐色になるもの）と、
そうでないもののシルバーリップ（銀緑種）があります。
ゴールドリップはインドネシア産に多く、シルバーリップはオーストラリア産に
多いと言われています。

また、「茶金」と言われる少し赤みがかったゴールド系の色合いの真珠は、
大変希少で白蝶真珠の中でも特別な存在となっています。

大粒でピカピカと輝くため「Mother of Pearl」とも呼ばれ、王室の冠の中央に
添えられた大きな真珠を含め、巨大真珠は全て南洋真珠であるとも考えられています。

 

・黒蝶真珠

母貝：黒蝶貝（クロチョウガイ）
主な生産地はタヒチで、産地の９割以上がタヒチ産で占めており、日本では奄美大島など
黒潮の流れる太平洋側に生息しています。
サイズは7mmから18mm程度で大粒なものが多く、海水で育てられる有核養殖です。

色ははっきりとしたブラックもあれば、ブラックをベースにグリーン、レッド、ゴールド、グレー
など暗い色からくる奥深さと、その中からでる色艶が独特の魅力とされています。
また、黒蝶真珠の中でも黒緑色が綺麗なものは、孔雀の羽の色になぞらえて「ピーコック」や
「ピーコックグリーン」と呼ばれ、神秘的な輝きと稀少性で最高級と言われています。

かつてはその希少さから「幻の真珠」とされていましたが、
日本の技術援助によりタヒチで量産化され、今では身近な真珠となっています。

 

・マベ真珠(半形真珠)

母貝：マベ貝
日本では、奄美大島で養殖されており、分布の北限と言われています。
サイズは10～20mmくらいの大きさで、13～15mmがメインとされています。

マベ貝は真円の真珠を作ることが難しく、
その為半円の核を貝殻の内側に貼り付けて半形の真珠を作ります。
真珠が出来たら切り取り、中の核を抜き出してから樹脂を充填し、白蝶貝の貝殻などでふたをしています。
挿入する核を変えると、涙形やハート形等の真珠が作れます。

色が最大の特徴とされ、独特の美しい虹色の光沢があり、
真珠の中で一番美しい輝きを放つと言われています。

半形真珠は、白蝶真珠や黒蝶真珠でも創られており、一般に「マベ真珠」というと
半形真珠の代名詞のようになっていますが、本来はマベ貝から取れるものだけを指します。
また、養殖技術の向上で真円のマベ真珠も少量ですが産出されているようです。

 

今回は貝の種類による真珠の違いをご紹介させていただきましたが如何でしたでしょうか？
これが全てではありませんがよく目にする、耳にするものは上の５種類が多いかと思います。

女性が身に着けるイメージの強いパールですが、近年ではジェンダーレスの流れや
海外の著名人の着用などにより、オシャレな男性を中心にメンズでも身に着けることがあるということで
需要としては高くなってきているように感じますし、
個人的な体感としては、以前よりは買取の相場も少し上がったように感じます。

もう使わなくなったパールネックレスや、買ったけど合わなかったパールのピアスなど
ご査定に出してみると意外といい値がつくかもしれませんね！